GTO Wizard Tips – 集合分析

このシリーズでは、GTO Wizardの便利な機能を簡単に紹介いたします。

今回は戦略を俯瞰的に比較できる、集合分析機能についてです。

集合分析とは?

集合分析とは、ある局面において複数のボードにまたがって戦略やEVを確認することが出来る機能です。個人のSOLVERでは複数のベットサイズを詰め込むと、計算にとても時間のかかるものでした。

GTO Wizardではこの機能を簡単に利用することが出来ます。

画面中上部の「レポート」タブをクリックすると、このようなバーチャートが表示されます。

その下の行では現在の集合分析の設定が表示されています。

今回はまずBTN vs BBの2BETポットを選び、BBはチェックしました。そしてその段階でレポートタブを開いています。

現在まだフロップを選択していないことに注意してください。この状態の場合、どのフロップでBTNのEQが高いのか、あるいはどういったベットサイズが優先されるのかといった情報をまとめて確認できます。

右側にあるカテゴリソート機能で並べ替えてみましょう。

今回はここでオーバーベットを意味する127%を選んでみます。

そして、そのさらに下のスライドバーで右側、つまりもっともこのサイズの使用頻度が高いボード群を見てみます。

すると、A+ハイカード、かつフロップでストレートが完成していないボードで使用頻度が高そうだということがわかりました。また、現在はEVを選択していますので、その際はBTNのEVが高そうだということもわかります(緑は値が高いことを意味する)。

ターンでもカードを選択しないことで同様の効果が得られますが、その際はターンカード別の表示となります。

これまでの例ではBTNのEVのみ表示していましたが、今回はBTNとBBのEQを選択します。バーの上ので選択されたアイテムが変化していることに注意してください。

相対的にどのカードがどちらに有利なのかがわかるようになりました。

他にも、戦略を選ぶとベットサイズの使用頻度に関する情報が視覚的に得られます。

どうやら小さいベットはあまり使わず、もう一度大きなベットを打つか中サイズを好むようです。

以上、集合分析機能について紹介させていただきました。

GTO Wizardの機能を使いこなして、効率的にGTO戦略を学びましょう!

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