このシリーズでは、GTO Wizardの便利な機能を簡単に紹介いたします。
今回はレンジのグルーピングについてです。
グルーピングとは?
GTO Wizardで提供されているグルーピングとは、あるアクションの粒度を選べる機能です。
例を見てみましょう。
これはBTN vs BBのシングルレイズドポットです。フロップでBTNはコンティニュエーションベットを打ち、BBがコールしました。
ターンでBBがチェックして、BTNにアクションの順番が回ってきました。ここでは6つのベットサイズと1つのチェックでアクションが構成されています。

しかし、このようにベットサイズが細かく分かれていても、現実的に実戦で使いこなすことは非常に難しいです。そこで、GTO Wizardではこれらをグルーピングして簡易化することが出来ます。

ベットサイズの右下に、メニューボタンがあります。現在選択されているのはALLです。そこで、GROUPEDを選択してみます。

ベットサイズがOverbet、 Bet Large、 Bet Medium、 Bet Smallというようにカテゴライズされていることがわかります。こうすることでこのスポットではオーバーベットかチェックというポラライズされた戦略を用いることが容易に見て取れます。
SIMPLEを選択すると、ベットかチェックの二択で戦略が表示されます。このグループを使う際はベットサイズに注意してください。一般的にはベットの頻度が高い場面ではサイズが小さく、頻度が低い場面ではサイズは大きくなる傾向にあります。グループを使い分けて的確なサイズ感を養いましょう。

GRAPHを選択すると、次のように縦のバーチャートを表示します。戦略自体はALLのものです。

PCで操作している場合は、キーボードのSがショートカットになっており、これらのグループを切り替えることができます。
以上、グルーピングについて紹介させていただきました。
GTO Wizardの機能を使いこなして、効率的にGTO戦略を学びましょう!
